・「騒音障害防止のためのガイドライン」改訂後の騒音性難聴防止対策(p.544)
和田哲郎(筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科・頭頸部外科), 武田葵, 中市健志, 東久保一朗(中央労働災害防止協会), 柴田延幸(労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
騒音障害防止のためのガイドラインが改訂された。主な変更点としては個人ばく露測定が可能になったことと,聴力検査の検査周波数と音圧レベルが変更されたことが挙げられる。本報告では,建設作業中の屋外騒音作業場にて作業者2名に個人ばく露測定と聴力検査を実施し,新ガイドラインが有効に機能することが示唆されたので報告する。
・屋外作業場における等価騒音レベルの推計(実測結果から音響パワーレベルの算出)(p.545)
中市健志, 武田葵, 東久保一朗(中央労働災害防止協会), 柴田延幸(労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所), 和田哲郎(筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
屋外作業における等価騒音レベルの推計は,パワーレベルが記載されていない場合,重機から離れた場所において距離減衰を考慮した測定結果から推計を行うことも可能であることがわかった。