第62回日本労働衛生工学会[2023年11月8~10日、茨城]

・通話用イヤホン及び聴覚保護具の遮音性能測定方法の検討
武田葵, 中市健志, 中島隆, 横山和也(パナソニック健康保険組合 産業衛生科学センター)
ほとんどの市販の通話用イヤホンは聴覚保護を目的としていない機器に対し、スピーカから試験音を提示し効果を測定する方法を検討するため、オクターブバンド法を用い、5種類の通話用イヤホンと2種類の聴覚保護具を用いて被験者個人の装用時の遮音効果測定の予備的な検討を行ったので報告する。

・騒音職場における通話用イヤホン着用によるばく露に対する影響
中島隆、横山和也、東久博、杉浦徹太郎(パナソニック健康保険組合 産業衛生科学センター)、 武田葵、 中市健志
労働現場にて、通話用イヤホンの使用が増加してきているが、耳栓を必要とする職場においては、少なくともどちらか一方の耳に耳栓が着用できず、ばく露が懸念される。そこで、騒音職場の作業者、無響室での音響試験用マネキンや被験者にて、通話用イヤホンによる遮音効果を調査した。