第60回 日本労働衛生工学会[2021年11月17日~19日、高松]

・コールセンターにおける電話対応作業者の外耳道入口の騒音ばく露レベル測定方法に関する検討
中市健志、大屋正晴、東久保一朗(中央労働災害防止協会)、佐藤成、柴田延幸(労働安全衛生総合研究所)、井上仁郎(井上音響リサーチ)
電話対応作業者の騒音ばく露レベルの測定方法について検討を行った。外耳道入口に小型マイクロホンを固定しヘッドセットからのばく露レベルを測定した。1/3オクターブバンド測定結果から、ISO11904に基づいて自由音場における等価騒音レベルに換算した結果LAeqの平均は、78.1±2.9dB、Lmaxの平均は95.8±2.4dBとなり、許容基準の85 dBA以下であった。作業に影響を与えることなく騒音ばく露測定が可能であることが分かった。